2020/07/02 05:35

さて、前回はカービングのできない酔っ払いがたい焼き器をポチったというお話でした。


今回はクオリティについてです。
たい焼き器こそ買ったものの、レザークラフト初心者には超えなければならないハードルが高過ぎまして、思うように作れない、もっというとアイデアだけじゃ形にならないんですよね、当たり前のことですが。
それならばと腕の無さは道具で補えばいいじゃない、と手当たり次第に買い漁るワケです。
某エルメスも使っていると評判のBlanchardの目打ちやAU CHINOISなどなど。
なんとなく上手くなったような気になれそうな物を端から買っては満足して、ロクに使いこなせない日々を楽しんでいたんです。

丁度インスタグラムを始めたのもこの頃で、たい焼きポーチに興味を持ってくれる人との交流が楽しいったらなかったような記憶があります。
んが、そんなふんわり楽しんでいる気分を脳天から叩き割ってくれた作品に出会ってしまったんですよ、これが。


その名も鉄器たい焼き。
その高い技術によって生み出された作品を鋳造した鉄器に例える傲慢なまでの自信と柔軟な発想、ネーミングの上手さに舌を巻きました。
さらにこれだけの物を作っておきながら、自分のたい焼きは贋作だと言い切る男気。
これは敵わないと思うと同時に上手くなりたいと強く思いましたね。
※鉄器たい焼きは現在販売されていませんが、インスタで口説けば作ってくれるかもしれません。知らんけど。


ちょっと時期は前後しますが、和菓子革職人として第一線にいるMomokoさん。
父親が京都の革職人というこれ以上ない恵まれた環境で育ったエリートクラフターさんでして、双子の姉も現在家業を切り盛りしている敵いっこないお方。
このMomokoさんもたい焼きポーチに興味を持って下さって、やたらクオリティの高い作品でモビルスーツの機体越しにザラつくようなプレッシャーをかけてくれています。
※Momokoさんのwebshopはこちら→https://momoko.handcrafted.jp/

もうね、正直あれですよ、よく元祖とか本家名乗ってるラーメン屋が不味いみたいなもんで、たい焼きポーチ作るのやめちゃおうかしらと何度も思いましたし、今でもたまに思います。
blogで作り方も公開してるし、プロの革職人さんで販売されて方もいらっしゃるし、もういいかなーなんて。
それでもわたしの作るたい焼きポーチが欲しいと言ってくださるケッタイな方もいらっしゃるので、歯を食いしばって作っているんですが、喜んでもらえるクオリティに達しているか、いつも不安で仕方ないのですよ。

本人なりに一生懸命作っていますんで、どうぞ生暖かい目で見てもらえたら、と言いたいがためにこんな駄文を長々と書いてみましたまる